LAN配線工事はどこに頼めばいい?費用相場や業者選びのポイントを解説

オフィスの新設や移転、レイアウト変更などでLAN配線工事が必要になったものの、「どのような業者に依頼すればいいのか分からない」「工事費用はどれくらいかかるのだろう」と気になる方も多いのではないでしょうか。

LAN配線工事は、LANケーブルを設置してパソコンやプリンター、ネットワーク機器などを接続するために必要な工事です。オフィスの新設や移転、レイアウト変更、通信環境の改善など、さまざまな場面で必要になります。

一方で、依頼できる業者には電気工事会社や通信工事会社、LAN配線を専門とする業者などがあり、業者によって対応範囲や費用、施工品質が異なるため、どこに依頼するかは慎重に検討することが大切です。

また、LAN配線工事の費用は、配線する距離や端末数、建物の構造、配線方法などによって大きく変動します。安さだけを基準に業者を選ぶと、必要な工事が十分に行われなかったり、将来的なレイアウト変更や機器の増設に対応しにくくなったりする可能性もあります。

本記事では、LAN配線工事を依頼できる業者の種類をはじめ、工事費用の相場や費用を左右する要因、失敗しない業者選びのポイント、依頼から施工までの流れについて詳しく解説します。

\年間2万件以上の施工実績/

目次

LAN配線工事とは

オフィスLAN配線を点検する技術者

LAN配線工事とは、オフィスや店舗などでパソコンやプリンター、サーバーといった機器をネットワークで接続し、通信できる環境を整えるための工事です。LANは「Local Area Network」の略称で、限られた範囲にある機器同士を接続し、データの共有やインターネットへの接続などを可能にします。

企業では、複数のパソコンでインターネットを利用したり、社内のプリンターやサーバーを共有したりする機会が多いため、業務を円滑に進めるには適切なLAN環境の構築が欠かせません。

また、オフィスの規模や機器の数、レイアウトなどによって必要な配線は異なるため、事前に利用環境を確認した上で配線計画を立てることが重要です。

LANによるネットワーク環境には、大きく分けてLANケーブルを使って機器を接続する「有線LAN」と、Wi-Fiなどの電波を利用して接続する「無線LAN」があります。それぞれ通信の安定性や利便性、設置方法などに違いがあるため、業務内容や利用する機器に合わせて適切な方式を選ぶ必要があります。

有線LANと無線LANの主な違いは以下のとおりです。

項目有線LAN無線LAN
通信の安定性高い電波環境に左右される
通信速度安定して速い接続台数が増えると低下しやすい
セキュリティ比較的高い暗号化方式や認証機能の設定が必要
配線工事必要ほぼ不要
レイアウト変更ケーブルの引き直しが必要対応しやすい
向いている環境固定席のオフィス、機密情報を扱う部署フリーアドレス、会議室、持ち運ぶ端末が多い環境

ここからは、有線LANと無線LANそれぞれの特徴について詳しく解説します。

有線LANの特徴

有線LANは、LANケーブルを使ってパソコンやプリンターなどの機器をネットワークに接続する方式です。通信が安定しやすい一方で、配線工事やケーブル管理が必要になるという特徴があります。

主なメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット
  • 通信が安定しており、速度が速い
  • セキュリティ面で優れている
  • 電波干渉の影響を受けにくい

有線LANは、データセンターや機密情報を扱う部署、従業員の席が固定されているオフィスなど、通信の安定性やセキュリティが重視される環境に適しています。

デメリット
  • LANケーブルの配線工事が必要になる
  • レイアウト変更や機器の移動に手間がかかる
  • ケーブルの管理が必要になる

機器までLANケーブルを配線する必要があるため、導入時には工事が必要になる場合があります。また、オフィスのレイアウト変更時にはケーブルの引き直しが必要になることもあるでしょう。

ケーブルが床やデスク周辺に集中すると、見た目だけでなく安全面にも影響するため、適切な配線計画が重要です。

無線LANの特徴

無線LANは、LANケーブルを使わず、Wi-Fiなどの電波を利用してパソコンやスマートフォン、タブレットなどをネットワークに接続する方式です。配線の自由度が高く、場所を選ばず接続しやすい一方で、電波状況によって通信品質が変わる場合があります。

主なメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット
  • LANケーブルの配線が不要
  • 場所を選ばず接続できる
  • レイアウト変更に対応しやすい

無線LANは、ノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどを持ち運んで利用する環境や、会議室・フリーアドレスを採用しているオフィスなどに適しています。

デメリット
  • 電波干渉や障害物の影響を受けやすい
  • 通信速度や安定性が変化する場合がある
  • セキュリティ対策が必要


無線LANは、壁や床などの障害物や周囲の電波環境によって通信が不安定になることがあります。また、接続する端末が増えることで通信速度が低下する場合もあるため、多数の端末が同時に利用する環境では注意が必要です。

導入する際は、適切な暗号化方式や認証機能などを設定し、セキュリティ対策を行うことも重要です。

LAN配線工事は自分でもできる?

LAN配線工事は、電気工事とは異なり、一般的なLANケーブルの配線や機器への接続であれば、資格がなくても行えます。そのため、配線する距離が短く、ルーターやパソコンなどを単純に接続するだけなら、自分で対応できるケースもあります。

工事費用を抑えたい場合には、一つの選択肢といえるでしょう。

ただし、法人のオフィスでLAN配線工事を行う場合は、専門業者への依頼がおすすめです。企業のネットワーク環境では、LANケーブルを接続するだけでなく、ネットワーク全体の構築やセキュリティ設定、将来的な機器の増設まで考慮しなければなりません。

自分で対応できるケースと、専門業者に依頼したいケースの目安は以下のとおりです。

自分で対応できるケース専門業者に依頼したいケース
配線する距離が短い複数のフロアにまたがる配線が必要
ルーターとパソコンを接続するだけ接続する端末数が多い
個人や小規模での利用ネットワーク全体の設計やセキュリティ設定が必要
工事費用をできるだけ抑えたい将来的な機器の増設を見込んでいる

配線方法や機器の設定を誤ると、通信速度が低下したり、接続が不安定になったりすることがあります。ネットワークに問題が生じれば、Web会議やクラウドサービス、社内システムなどが利用できず、業務に支障をきたす恐れもあるでしょう。

初期費用を抑えることも大切ですが、施工後に通信トラブルが発生すれば、原因の特定や修正にかえって時間や費用を要する可能性があります。

複数の端末を接続するオフィスでは、配線だけを個別に考えるのではなく、ネットワーク構成やセキュリティまで含めて計画することが、安定した通信環境の構築につながります。

法人がLAN配線工事を依頼できる業者

法人がLAN配線工事を依頼する場合、電気工事会社や通信・ネットワーク工事会社、通信キャリア、ビル管理会社など、さまざまな選択肢があります。

業者によって対応できる工事の範囲や得意分野が異なるため、LAN配線だけを依頼したいのか、インターネット回線や電源工事などもまとめて依頼したいのかによって、適した依頼先は変わります。

また、オフィスの新設や移転では、LAN配線以外にもさまざまな設備工事が必要になる場合があります。そのため、工事内容だけでなく、建物の設備や利用環境、今後のレイアウト変更なども考慮した上で依頼先を選ぶことが重要です。

主な依頼先の特徴を整理すると、以下のとおりです。

依頼先主な対応範囲向いてるケース確認しておきたいこと
電気工事会社電源工事とLAN配線オフィスの新設・移転で電源工事も必要な場合ネットワーク機器の設定やセキュリティ対策まで対応できるか
通信・ネットワーク工事会社ネットワークの設計から施工、機器設定までネットワーク環境をまとめて整備したい場合将来的な拡張性まで踏まえた提案を受けられるか
通信キャリアインターネット回線の契約とLAN配線工事回線の手配から工事までまとめて進めたい場合費用や対応内容がほかの業者と比べて妥当か
ビル管理会社ビルの設備やルールを踏まえた工事の調整入居しているビルの設備や工事条件が分からない場合実際に施工を担当する業者と、その対応範囲

ここからは、法人がLAN配線工事を依頼できる主な業者について、それぞれの特徴や依頼する際のポイントを解説します。

電気工事会社

電気工事会社は、ビルや店舗などの電気設備工事を専門とする業者です。コンセントや照明、電源設備などの工事を主に手掛けており、LAN配線工事にも対応している会社が多くあります。

特にオフィスの新設や移転では、パソコンやネットワーク機器を使用するための電源工事とLAN配線工事が同時に必要になることもあるため、まとめて依頼できる点がメリットです。

一方で、電気工事会社はLAN配線そのものには対応していても、ネットワーク環境の構築を専門としているとは限りません。例えば、LANケーブルの配線は依頼できても、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器の設定や、通信環境の設計、セキュリティ対策などには対応していない場合があります。

そのため、電源工事とLAN配線工事をまとめて依頼したい場合には適していますが、ネットワーク環境の構築やセキュリティ対策まで任せたい場合は、対応範囲を事前に確認することが大切です。

通信・ネットワーク工事会社

通信・ネットワーク工事会社は、LAN配線工事やネットワーク環境の構築を専門に扱う業者です。LANケーブルの配線だけでなく、ネットワークの設計から施工、ルーターやスイッチなどの機器設定まで、ワンストップで対応する業者も多くあります。

オフィスのネットワーク環境をまとめて整備したい場合に適した依頼先です。

また、通信・ネットワーク工事会社では、単にLANケーブルを配線するだけではなく、オフィスのレイアウトや従業員の動線、使用する機器の数などを考慮した上で、配線方法やネットワーク構成を提案してもらえる場合があります。

将来的な従業員の増加や機器の増設、レイアウト変更なども考慮して設計することで、長期的に使いやすいネットワーク環境につながります。

LAN配線からネットワーク機器の設定までを一括して任せられるため、複数の業者に個別で依頼する手間を抑えられる点もメリットです。現在のオフィス環境だけでなく、将来的な拡張性まで見据えてネットワーク環境を整備したい場合には、適した選択肢となります。

通信キャリア

通信キャリアは、電話回線やインターネット回線などの通信サービスを提供する事業者です。回線の契約とあわせて、LAN配線工事や通信設備の設置を依頼できる場合があります。

オフィスの新設や移転に伴ってインターネット回線を新たに契約する場合など、回線の手配から工事までまとめて進められる点が特徴です。

大手通信キャリアは、全国規模でサービスを提供していることが多く、知名度や実績による安心感があります。また、回線契約と工事の窓口を一本化できるため、手続きをまとめやすい点もメリットです。

一方で、LAN配線工事を専門とする業者と比べると、費用が割高になる場合があります。また、対応内容が一定の手順や仕様に沿ったものとなりやすく、オフィスごとの細かな要望やレイアウトに合わせた柔軟な提案を受けにくいケースもあります。

回線契約とLAN配線工事をまとめて依頼したい場合には便利ですが、配線方法やネットワーク構成まで細かく相談したい場合は、ほかの業者と対応内容や費用を比較した上で検討するとよいでしょう。

ビル管理会社

ビル管理会社は、オフィスや店舗などが入居するビルの設備や施設の管理を行っている業者です。ビル内の設備や配線に関するルールを把握しているため、LAN配線工事を依頼する際にも、建物の構造や既存設備を踏まえて話を進めやすい点が特徴です。

特に、ビルによっては共用部の使用や配線経路、工事の時間帯などに独自のルールが設けられている場合があります。ビル管理会社であれば、共用部の使用条件や配線経路のルールを把握しているため、工事前の確認や必要な手続きをスムーズに進めやすくなります。

入居しているビルの設備や工事条件が分からない場合にも、まず相談できる依頼先です。

一方で、ビル管理会社がLAN配線工事そのものを専門としているとは限りません。実際の施工については、提携している電気工事会社や通信・ネットワーク工事会社などの外部業者へ再委託するケースもあります。

そのため、ネットワークの設計や機器設定まで含めて依頼したい場合は、実際に施工を担当する業者や対応範囲について、事前に確認しておくことが重要です。

LAN配線工事の費用相場

LAN配線工事の費用は、配線する距離や端末数、建物の構造、配線方法などによって大きく変わります。また、有線LANと無線LANでは必要となる機器や工事内容が異なるため、同じオフィスでも構築するネットワーク環境によって費用に差が生じます。

費用を左右する主な要因は以下のとおりです。

  • 接続する端末数や、必要なLANポートの数
  • 配線する距離、フロアや部屋をまたぐかどうか
  • 建物の構造(壁の穴あけ、天井裏や床下への通線の要否)
  • ルーターやスイッチなどネットワーク機器の設置・設定の有無
  • 既存配線の撤去の有無

LAN配線工事を検討する際は、工事費だけでなく、必要な機器や設定などを含めた総額を確認することが重要です。

有線LANと無線LANの費用相場の目安は以下のとおりです。

種別規模の目安費用の目安
有線LAN10人程度のオフィス8万円程度から
有線LAN20人程度のオフィス25万円程度から
無線LAN1~2フロアにアクセスポイントを1台設置25万円程度から
無線LAN2,000平方メートル程度の工場にアクセスポイントを17台設置450万円程度から

ここからは、有線LANと無線LANそれぞれの費用相場について解説します。

有線LANの場合

有線LANの工事費用は、接続する端末数や配線距離、オフィスの広さなどによって異なります。

また、同じフロア内でLANケーブルを配線する場合と、部屋やフロアをまたいで配線する場合では、必要な作業が異なります。部屋をまたぐために壁へ穴を開けたり、天井裏や床下にLANケーブルを通したりする場合は、通常の配線作業に加えて追加の費用が発生することがあります。

さらに、LANケーブルの配線だけでなく、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器の設置・設定、既存配線の撤去などが必要になれば、その分の費用も加算されます。

そのため、工事費用を確認する際は、LANケーブルの本数や配線距離だけでなく、どこまでの作業が見積もりに含まれているのかを確認することが大切です。

無線LANの場合

無線LANの工事費用は、アクセスポイントの台数や建物の広さ、フロア数、電波状況などによって大きく異なります。

無線LANはLANケーブルを各端末まで配線する必要がない一方、アクセスポイントを適切な場所に設置し、建物全体に電波が届くよう設計する必要があります。

特に、壁や柱などの障害物が多い建物や、工場のように広い空間では、場所によって電波が弱くなる可能性があるため、事前の電波調査や通信環境の設計が重要です。

また、アクセスポイントの設置だけでなく、ネットワーク機器の設定や電源の確保、必要に応じたLAN配線などが発生する場合もあります。

そのため、無線LANの工事費用はアクセスポイントの台数だけで判断せず、建物の広さや構造、必要な作業内容まで含めて確認することが大切です。

LAN配線工事の業者を選ぶ際のポイント

LAN配線計画を確認する信頼の現場

LAN配線工事は、依頼する業者によって施工内容や費用、工事後のサポートなどに違いがあります。

特に法人のオフィスでは、複数の端末やネットワーク機器を安定して利用できる環境を整える必要があるため、価格だけを基準に業者を選ぶのはおすすめできません。自社の環境に適した業者を選ぶことが重要です。

確認しておきたいポイントは、以下の4つです。

  • 法人向けの施工実績が豊富か
  • 工事前に現地調査を行ってくれるか
  • 見積もりの内訳が項目ごとに分かりやすく記載されているか
  • 工事後の動作確認やサポート体制が整っているか

ここからは、LAN配線工事の業者を選ぶ際に確認しておきたい4つのポイントについて解説します。

実績が豊富か

LAN配線工事を依頼する際は、これまでの施工実績が豊富かどうかを確認しましょう。特に法人のオフィスや店舗でLAN配線工事を行う場合は、一般家庭とは必要となる配線の規模やネットワーク環境、施工方法などが異なるため、法人向けの工事実績がある業者を選ぶことが重要です。

例えば、複数のフロアにまたがる配線や、多数のパソコン・プリンターなどを接続するネットワーク環境では、建物の構造やレイアウトを考慮した配線計画が必要になります。オフィスや店舗での施工経験が豊富な業者であれば、さまざまな現場で培ったノウハウを活かした提案を受けやすくなります。

実績を確認する際は、業者のホームページに掲載されている施工事例や導入事例をチェックするとよいでしょう。あわせて、口コミや利用者の評価なども確認しておくと、施工品質や担当者の対応について判断する際の参考になります。

自社と近い規模や用途の施工事例があるかにも注目すると、依頼後のイメージをつかみやすくなります。

工事前に現地調査をしてくれるか

LAN配線工事を依頼する際は、工事前に現地調査を行ってくれる業者を選ぶことも重要です。LAN配線の方法や必要な工事内容は、実際のオフィスの間取りや壁の素材、天井や床の構造、既存の配線状況などによって変わるため、電話やメールだけでは正確に判断できないケースがあります。

例えば、LANケーブルをどの経路で配線するのか、壁や天井にどのような施工が必要なのかは、実際の現場を確認しなければ分からないことがあります。

現地調査を行わずに見積もりを提示する業者の場合、工事当日に追加の作業が発生し、当初の見積もりより費用が高くなる可能性もあるため注意が必要です。

また、無線LANを導入する場合は、現地で電波状況を測定してもらうことをおすすめします。建物の構造や周辺の電波環境によって通信品質が変わるため、事前に電波の強さや干渉状況などを確認しておくことで、アクセスポイントの適切な設置場所や必要な台数を検討しやすくなります。

見積もりの内容が分かりやすく適正か

LAN配線工事を依頼する際は、見積もりの内容が分かりやすく記載されているかを確認することも大切です。

LANケーブルやネットワーク機器などの「機器代」、配線や設置にかかる「工事費」など、費用の内訳が項目ごとに明記されている見積もりであれば、どのような工事にいくらかかるのかを把握しやすくなります。

一方で、「工事一式」「機器一式」のようにまとめて記載されている場合は、具体的な作業内容や使用する機器の範囲が分かりにくくなります。

後から追加費用が発生したり、想定していた工事内容と実際の施工内容に違いが生じたりする可能性もあるため、内訳が不明確な場合は業者に確認しておきましょう。

見積もりを確認する際の目安は以下のとおりです。

確認しやすい見積もり注意したい見積もり
機器代と工事費が項目ごとに分かれている「工事一式」「機器一式」とまとめられている
使用するLANケーブルの規格や機器のグレードが分かる使用する部材や機器の範囲が分からない
どの作業にいくらかかるかを把握できる後から追加費用が発生する可能性がある

また、複数の業者から見積もりを取って比較する場合は、金額だけで判断しないことも重要です。使用するLANケーブルの規格やネットワーク機器の性能・グレードによって価格は変わるため、同じ工事内容でも見積もり金額に差が出ることがあります。

費用だけでなく、使用する部材や機器、工事内容まで確認した上で比較することが大切です。

アフターサービスが充実しているか

LAN配線工事の業者を選ぶ際は、工事後のアフターサービスが充実しているかどうかも確認しておきましょう。LAN配線工事は施工が完了すれば終わりではなく、実際に機器を接続した後に通信速度が低下したり、接続が不安定になったりするケースもあります。

万が一トラブルが発生した場合に、相談できる体制が整っている業者であれば安心です。

また、施工後に通信障害などが発生した場合の問い合わせ窓口や対応時間についても確認が必要です。特に業務でネットワークを常時利用する企業では、工事後のサポート体制まで含めて業者を比較することが重要です。

アフターサービスについて確認しておきたい項目は以下のとおりです。

  • 工事完了後の動作確認や通信テストを実施しているか
  • 施工後に相談できる問い合わせ窓口があるか
  • 電話やメールなど、どの方法で問い合わせできるか
  • 土日や夜間にも対応しているか
  • サポートに追加費用が発生するか

LAN配線工事の流れ

LAN配線工事を依頼する際は、問い合わせをしてすぐに工事が始まるわけではありません。

まずはオフィスの利用状況や希望するネットワーク環境についてヒアリングを行い、その後、現地調査や見積もりを経て、具体的な工事内容や日程を決めていきます。

工事当日は、事前に決めた内容に沿ってLANケーブルの配線や機器の設置などを行い、最後に通信が正常にできるかを確認して完了となります。

LAN配線工事は、一般的に以下の流れで進みます。

  1. ヒアリング
  2. 現地調査・見積もり
  3. 日程調整
  4. 工事の実績
  5. ネットワークのテストをして完了

ここからは、LAN配線工事を依頼してから施工が完了するまでの一般的な流れについて解説します。

ヒアリング

LAN配線工事を依頼すると、まずは業者とのヒアリングを行います。通信速度や接続の安定性、セキュリティなど、現在抱えている課題や工事によって実現したいことを伝えることが重要です。

例えば、「会議室でも安定してWi-Fiを利用したい」「将来的にパソコンを増やしたい」など、具体的な要望を伝えることで、利用環境に合った配線やネットワーク構成を検討しやすくなります。

この段階で予算や希望する工事時期なども伝えておくと、その後の現地調査や見積もりもスムーズです。事前に現在のネットワーク環境や困っていること、希望する条件などを整理しておけば、業者との認識を共有しやすく、より適切な工事内容の検討につながります。

ヒアリングで確認される項目と、事前に整理しておきたい情報は以下のとおりです。

業者から確認される主な項目事前に整理しておきたい情報
工事を行う場所、オフィスの規模通信速度や接続の安定性など、現在抱えている課題
パソコンなどの接続台数工事によって実現したいこと
有線LANと無線LANのどちらを利用するか希望する予算
既存のネットワーク機器の種類や設置状況希望する工事時期

現地調査・見積もり

ヒアリングの内容をもとに、業者が実際のオフィスを訪問して現地調査を行います。現地では、建物の構造や間取り、既存のLAN配線やネットワーク機器の設置状況、LANケーブルを配線する経路などを確認します。無線LANを導入する場合は、電波状況を測定し、アクセスポイントの設置場所や必要な台数を検討することもあります。

現地調査で確認した内容をもとに、具体的な工事内容と費用をまとめた見積もりが提示されます。見積もりを確認する際は、LANケーブルや機器などの部材費、配線工事費、機器の設定費など、何にいくらかかるのかを確認しましょう。工事内容や費用に不明な点があれば、この段階で業者に確認しておくことが大切です。

また、複数の業者に見積もりを依頼する場合は、金額だけでなく工事内容や使用する機器なども比較しましょう。見積もりの内容や費用に納得した上で、依頼先を選ぶことが重要です。

日程調整

依頼する業者が決まったら、具体的な工事日程を調整します。LAN配線工事では、作業中にデスクや機器を移動したり、通路や共用スペースを使用したりする場合があるため、通常業務への影響を考慮して日程を決めることが重要です。

特に、従業員が多いオフィスや営業時間中の作業が難しい店舗などでは、休日や業務終了後の工事を検討することもあります。

また、ビルに入居している場合は、工事にあたって管理会社やオーナーへの申請が必要になるケースがあります。

日程調整の段階で確認しておきたい項目は以下のとおりです。

  • 管理会社やオーナーへの工事申請が必要か
  • 作業時間や搬入経路、共用部の使用にルールがあるか
  • 工事当日の立ち会いが必要か
  • 事前にデスク周辺を整理しておく必要があるか

工事の実施

決定した日程に合わせて、LAN配線工事を実施します。工事では、事前の現地調査や打ち合わせで決めた配線経路に沿ってLANケーブルを配線し、必要に応じてLANコンセントやネットワーク機器などを設置します。

天井裏や床下を通して配線する場合や、壁を通すための穴あけが必要な場合など、建物の状況に応じた作業が行われます。

また、配線したLANケーブルが他の設備や通路の妨げにならないよう、配線を整理して固定することも重要です。オフィスでは従業員が日常的に利用する場所で作業するため、作業中の安全確保や業務への影響にも配慮しながら施工します。

工事内容によっては、既存のLAN配線やネットワーク機器の撤去・交換、ルーターやスイッチなどの設定まで行う場合もあります。事前に決めた内容と実際の施工に違いがないか確認しながら、ネットワークを利用するための環境を整えていきます。

ネットワークのテストをして完了

LAN配線工事が終わったら、パソコンやプリンターなどの機器を接続し、ネットワークが正常に利用できるかテストします。

具体的には、各LANポートから問題なく通信できるか、インターネットに接続できるかなどをチェックし、配線や機器に不具合がないかを確認します。無線LANの場合は、オフィス内の各エリアで電波が十分に届いているか、通信が安定しているかなども測定します。

また、工事後の動作確認では、事前に決めた工事内容が正しく反映されているかも重要なポイントです。通信速度や接続状況などに問題が見つかった場合は、原因を特定した上で必要な調整や修正を行います。

すべての機器が正常に通信できる状態になれば、LAN配線工事は完了です。工事後にトラブルが発生した場合に備えて、業者の問い合わせ窓口やサポート内容についても、あらかじめ確認しておくと安心です。

LAN配線工事のことならランテックにご相談ください

LAN配線工事は、単にLANケーブルを配線するだけでなく、オフィスのレイアウトや利用する機器、将来的な拡張性などを考慮した上で、適切なネットワーク環境を構築することが重要です。

業者を選ぶ際は、法人向けの施工実績や現地調査の有無、見積もりの内容、工事後のサポート体制などを確認しましょう。

ランテックでは、オフィスや店舗などのLAN配線工事から、ネットワーク環境の構築までワンストップで対応しています。

  • 現地調査とお見積もりは無料
  • 全国に事業所を展開し、幅広いエリアに対応
  • 施工後の保守・サポートにも対応(内容によっては有料)

建物の構造や配線状況を確認した上で、必要な工事内容をご提案します。業者選びや費用でお悩みの場合は、まずはお気軽にご相談ください。

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